# `key` 属性
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# 概要

新着: Vue が一意の key を自動的に生成するようになったため、v-if/v-else/v-else-if 分岐で key が不要になりました。
- 破壊的変更: 手動で key を指定する場合、各分岐は一意の key を使用する必要があります。同じ key を意図的に使用して分岐を強制的に再利用することはできなくなりました。
破壊的変更: <template v-for> における key は、<template> タグに配置する必要があります（子の要素ではない）

# 背景

特別な属性である key はノードの ID を追跡するために Vue の仮想 DOM のアルゴリズムのヒントとして使用されます。こうすることで Vue は既存のノードを再利用してパッチを適用できる時期と、ノードを並べ替えまたは再作成する必要がある時期を識別します。詳細については、次のセクションを参照してください。

# 条件分岐について

Vue 2.x では、v-if / v-else / v-else-if 分岐で key を使用することが推奨されていました。

<!-- Vue 2.x -->
<div v-if="condition" key="yes">Yes</div>
<div v-else key="no">No</div>

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上記の例は、Vue3.x でも機能します。ただし、v-if / v-else / v-else-if 分岐で key 属性を使用することはおすすめしません。条件分岐で key を指定しない場合、一意となる key が自動的に生成されるようになったためです。

<!-- Vue 3.x -->
<div v-if="condition">Yes</div>
<div v-else>No</div>

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破壊的変更は、手動で key を指定する場合、各分岐に一意となる key を使用する必要があることです。ほとんどの場合、これらの key は削除できます。

<!-- Vue 2.x -->
<div v-if="condition" key="a">Yes</div>
<div v-else key="a">No</div>

<!-- Vue 3.x (推奨される解決策：key を削除する) -->
<div v-if="condition">Yes</div>
<div v-else>No</div>

<!-- Vue 3.x (別の解決策：key が常に一意であることを確認してください) -->
<div v-if="condition" key="a">Yes</div>
<div v-else key="b">No</div>

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# `<template v-for>` の使用

Vue 2.x では、<template> タグに key を含めることができませんでした。代わりに、それぞれの子要素に key を配置できます。

<!-- Vue 2.x -->
<template v-for="item in list">
  <div :key="item.id">...</div>
  <span :key="item.id">...</span>
</template>

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Vue 3.x では、key を <template> タグに配置する必要があります。

<!-- Vue 3.x -->
<template v-for="item in list" :key="item.id">
  <div>...</div>
  <span>...</span>
</template>